質問
エックスサーバーでWordPressを利用していますが、「外観」→「ウィジェット」から内容を変更しても、ウィジェットを更新できません。
どのように対処すればよいでしょうか?
回答
エックスサーバーが実施したセキュリティ対策の影響により、WordPressのブロック版ウィジェットが正常に更新できなくなっている可能性があります。
今回、StartOneの管理するWordPressサイトでも同様の問題が発生しましたが、「Classic Widgets(クラシックウィジェット)」というプラグインをインストールすることで、ウィジェットを更新できるようになりました。
ウィジェットを更新できなくなった原因
2026年7月、WordPressに「wp2shell」と呼ばれる重大な脆弱性が公表されました。
この脆弱性への暫定的な対策として、エックスサーバーでは、WordPressのREST APIにあるバッチ処理用の通信を一時的に遮断しています。
具体的には、次のエンドポイントへの通信が制限されています。
/wp-json/batch/v1
通常のホームページの表示や、WordPress管理画面の基本的な操作には影響しません。
ただし、このREST APIを利用するプラグインやテーマ、WordPressの一部機能については、正常に動作しなくなる可能性があります。ブロック版のウィジェット編集画面も、この影響を受ける場合があります。
Classic Widgetsを使用して対処する方法
「Classic Widgets」を有効化すると、ブロック版のウィジェット編集画面が無効になり、従来のウィジェット編集画面に戻ります。
次の手順でインストールします。
1.プラグインの新規追加画面を開く
WordPressの管理画面から、次の順番で進みます。
「プラグイン」→「プラグインを追加」
2.Classic Widgetsを検索する
検索欄に、次のように入力します。
Classic Widgets
3.インストールして有効化する
「今すぐインストール」をクリックし、インストールが完了したら「有効化」をクリックします。
Classic Widgetsには設定画面がありません。有効化するだけで、従来のウィジェット編集画面に切り替わります。
4.ウィジェットを更新する
WordPress管理画面の「外観」→「ウィジェット」を開き、ウィジェットの内容を変更します。
今回確認した環境では、Classic Widgetsを有効化することで、正常にウィジェットを更新できるようになりました。
WordPress本体も最新版に更新する
Classic Widgetsの導入は、ウィジェットを更新するための回避策です。
脆弱性への根本的な対策として、WordPress本体も修正版以降へ更新する必要があります。
エックスサーバーでは、2026年7月時点で次のバージョン以降への更新を案内しています。
- WordPress 6.8系:6.8.6以降
- WordPress 6.9系:6.9.5以降
- WordPress 7.0系:7.0.2以降
自動更新を設定している場合も、WordPress管理画面の「ダッシュボード」→「更新」を開き、実際に最新版へ更新されているか確認してください。
解決しない場合はエックスサーバーへ問い合わせる
エックスサーバーは、REST APIの通信制限によってWordPressの機能に影響が出ている場合、ドメインごとに制限の解除を検討すると案内しています。
Classic Widgetsを利用できない場合や、ほかのプラグイン・テーマにも不具合が発生している場合は、対象のドメイン名を記載してエックスサーバーのサポートへ問い合わせてください。
まとめ
エックスサーバーでWordPressのウィジェットを更新できない場合、エックスサーバーが実施しているREST APIの通信制限が原因となっている可能性があります。
今回確認した環境では、Classic Widgetsをインストールして従来のウィジェット編集画面に戻すことで、正常に更新できるようになりました。
ただし、Classic Widgetsはあくまでウィジェット編集画面を切り替えるための対処方法です。WordPress本体についても、必ず最新版へ更新しておきましょう。